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Update:
2018/01/31

井植美奈子のSAVE THE OCEAN

オリンピックの“食糧調達基準”も、がんばれニッポン

冬のオリンピック平昌大会の開催を受け、いよいよ東京オリンピックへの機運も盛り上がってきました。じつはオリンピックには“持続可能な食糧調達基準”というものが設定されているのはご存知ですか? 
 
2012年のロンドンオリンピックでは、オリンピック史上初めて“持続可能な食糧調達基準”が制定されました。これはオリンピック村では国連FAOが定めた基準を満たす持続可能性が証明された、サステナブルな食品のみ使うことができるという規約です。

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ロンドンでは頑張って持続可能な食糧調達を100%達成し、続くリオも同様にこのレガシーを受け継ぎました。さて、問題なのは現在日本が発表した調達基準です。残念ながら国連の基準に達していない、持続可能性が証明されない甘い基準で良しとされてしまっています。これでは日本は世界に向けて恥ずかしい思いをしなければなりません。そればかりか、政府がどんなに頑張って日本の食品の輸出を伸ばそうとしても、持続可能性を証明されていない食品はもはや世界の市場では相手にされなくなってきているのです。それくらい持続可能性が大切になってきています。このことに私たち国民も気が付かなければいけません。 
 
それでは持続可能性=サステナビリティとはなんなのでしょうか、どのように証明すればよいのでしょうか。 
海洋環境に深く影響する水産資源・シーフードには、漁業認証というものがあります。国際的に通用するMSC,ASCと呼ばれるマークがあれば、地球環境に配慮し、次世代にも資源を残せる配慮をしているという証明になります。しかしこの認証を取得するには2年ほどの時間と千万円単位の資金、数百万円単位の更新料がかかりますから余程の決意と取得したメリットがなければ漁業者は取得に取り組めません。ですから私たち消費者もこの認証マークの意味を知って、積極的に買うことで応援することが大切になってきます。 
 
さらに、この漁業認証マークがついていなくても資源が豊富でたくさん食べても大丈夫なお魚もありますので知っておきましょう。資源状況を見て、比較的豊富なシーフードを優先的にいただきながら、枯渇したお魚の資源回復を3~4年ほど待つことが大切です。それには“ブルーシーフードガイド”がどのお魚が地球にやさしいお勧めのシーフードなのかを教えてくれます。

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エレ女のみなさんにお勧めしたい国産ブルーシーフードは、北海道産のホタテ、新潟産のアマエビ、伊勢海老、天然ブリ、一本釣りのカツオ、天然真鯛、京都沖底引き漁の赤ガレイ、宮城県の牡蠣、宮城の一本釣りビンチョウマグロ、昆布や海苔など。詳しくはで確認できます。 
 
東京オリンピックでは国連基準にのっとったサステナブルな食で世界中から集まる方々をおもてなしし、国際評価を得られるようになりたいですね。

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PROFILE●いうえ・みなこ●一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局理事長。東京に生まれ、聖心女子学院初等科から聖心女子大学へ。 卒業後、ロンドンSotheby’s 及び Inchbald にて装飾美術を学ぶ。 結婚を機にNYで生活。帰国後、ディビッド・ロックフェラーJr.が米国で設立した海洋環境保護NGOのアフィリエイトとして2009年に一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局を設立。水産資源の持続可能な消費をめざす『ブルーシーフードガイド』、マリンスポーツの環境基準『クリーンレガッタ』等のプログラムの開発、運営による啓蒙活動で持続可能な社会の実現を目指す。NGO経営と並行して京都大学大学院博士後期過程在籍中。専攻は地球環境学・環境マネジメント。京都大学大学院非常勤講師。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。

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